
市民性教育事業
CLD青少年とは
CLD=Culturally Linguistically Diverse
文化的言語的に. 多様な背景を持つ子どものこと
事業の概要
富山県高岡市は少子高齢化や若者の都市流出等により持続可能性が失われつつある一方で、外国人散在地域であるがゆえに、学習不振や不登校、低進学率等のCLD青少年がかかえる深刻な問題は見逃されがちです。地域で育ったCLD青少年は、地域社会との接点が非正規職の仕事や消費に限られ、地域社会の周辺に置かれやすい状況にあります。
本事業では、CLD青少年を主体としたワークショップやフィルムフェスティバル等を通じて地域社会との接点を広げつつ、学習・キャリア支援を強化することで、CLD 青少年が視野を広げ、自尊心を高め、地域の課題に主体的に社会参画していくための基盤作りを目指します。

アウトプット1
市民性教育講座
市民性形成のために必要なことをワークショップ形式で学ぶ
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一年に3,4回程度。ワークショップ形式
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言語のアクセシビリティに配慮し、さまざまな言語で行う
ワークショップ
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批判的思考のためのワークショップ
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防災ワークショップ
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高校進学説明会・相談会
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忘年会、クリスマスパーティ
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SDGsを知ろう!ワークショップ など
アウトプット2
SDGsフォーラム・SDGsアート展
[目的]「自分たち若者が未来の世界を主体的につくる」という気持ちになり、参画していくための仕掛け。
特に社会の非構成員と感じがちなCLD児を中心とする世界を共に考えるイベント
SDGsフォーラム(2020年度実施)
特設ページ:https://www.alece.org/alecesdgsaudience
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プレゼンテーションとワークショップ、ディスカッション
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1チーム2-5名で構成(17歳以下)
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発表言語は自由。しかし多様な聴衆が理解できる(アクセシビリティ)配慮をすること
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チームの構成に日本語母語話者のこどもを含める
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SDGsの中のテーマから選び、提案型プレゼンテーションを行う
SDGsアート展(2022年度実施)
特設ページ:https://www.alece.org/sdgsart
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SDGsテーマのアート作品展示(展示数:計36点)
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富山県内の6〜18歳の青少年から作品を募集(CLD青少年含む)
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デジタルアート(外国ルーツの若者が講師)、SDGsカードゲームのワークショップ

アウトプット3
CLD青少年フィルムフェスティバル(2021、2022年度実施)
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映像作品をとおして、自分たちの問題意識・きもちや思いを伝える
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日本人とCLD青少年がチームとなり、地域を舞台にした映画(ドキュメンタリー等)を作成し鑑賞会を行う
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製作方法を学ぶため、高岡で映画制作のためのワークショップを行う
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映画の鑑賞会とディスカッションを組み合わせたワークショップを通し、多文化共生への理解を地域に広める
