アレッセ高岡フィルムフェスティバル〈フィウミ・コロリド〉
********** アレッセ高岡フィルムフェスティバル〈フィウミ・コロリド〉 映画祭で司会を務めさせていただきました清水ステファニーです! 全4作品の上映に加え、監督の舞台挨拶やシンポジウムなど、1日かけて開催された映画祭でしたが、たくさんの方にお越しいただき、これは...
2021・22年度、アレッセ高岡では、
青少年によるアート・表現活動を推進するため、フィルム・フェスティバルを実施します。
このフィルムフェスティバルは「映画制作ワークショップ」と「映画祭」の2本立てになっています。
ワークショップで青少年が作った短編映画を、プロの映画作品とともに上映し、
多くの方々に鑑賞してもらう映画祭を開催しました。
ー上映作品ー
10:00~
再びおかえり
家族の絆を築き直そうと奮闘する、
日系ブラジル人家庭の悲喜交々の
日常を描くセルフドキュメンタリー
監督:マルコス・ ヨシ
出演:ロベルト ・ シンチ ・ヨシサキ、ヨシサキ ・ ヤヨコ、マルコス・ ヨシ
原題:Welcome Back, Farewell
13:15〜
高岡事件
富山県内の外国ルーツ/日本人の高校生が、
映像製作集団「空族」の協力を得て制作した
渾身の短編映画。初上映!!
出演:佐伯彩萌、北山春樹、老田朱里、津川桃果、中陣凜子、山田あなべり、亜久楽夢モハメドサード、亜久楽夢アナムファテイマ、此川凜、刻佳渓、岡田安弘
製作:空族 ・アレッセ高岡
2022/ 10分/日本
15:05〜
典座ーTENZOー
『サウダーヂ』『バンコクナイツ』
に続く空族作品!
仏教とそれを取り巻く3.11以後の日本のすがた
出演:河口智賢、近藤真弘、倉島隆行/青山俊董
監督:富田克也/脚本:相澤虎之助、富田克也
製作:全国曹洞宗青年会
宣伝:岩井秀世/配給:空族
2019年/62分/DCP/ビスタ/5.l ch
16:20〜
父を探して
父を探し出す旅は、やがて祖国ブラジルと、
生きることの意味を問う旅へ。
全編手描き・セリフなしのアニメー ション
監督:アレ・アプレウ
音楽:ナナ・ ヴァスコンセロスほ力、
原題:0 Menino e o Mundo/The Boy and the World
2013年/プラジル/80分 配給:ニュ ーディア ー
ー鑑賞料金ー
▼1回券
▼1日券
前売券
(限定100部)
一般 1,500円
学生・U20・シニア 800円
一般 3,000円
学生・U20・シニア 1,500円
当日券
一般 1,800円
学生・U20・シニア 900円
一般 4,000円
学生・U20・シニア 2,000円
*未就学児無料 *学生:受付で学生証をご提示ください/U20:20歳以下/シニア:60歳以上
ー映画祭チラシー
CLD青少年の多くは、言語や文化の間の<移動>を経験することで、
物事を相対化して捉える力を持っており、様々な問題意識や意見・思いを持っています。
しかし、日本の社会や学校教育の枠組みの中では、
「日本語」という言語のものさしによってのみ彼らの能力が測られ、
彼らの内に秘めた問題意識や意見・思いはなかなか正当に評価されません。
そのような経験の積み重ねが、表出することを彼らに躊躇わせてしまっている状況があります。
アレッセ高岡は「アート」が、
母語や文化等の違いがCLD青少年に不利をもたらさない平等で有効な表現手段だと考えます。
そのアートの一つとして、私たちは「映画」に着目しました。
映像があり、ストーリーがある映画は、
違いを越えてダイレクトに私たち一人一人の人間に訴えかけるものがあります。
そして、日本語以外の複数の言語を自分のものとするCLD青少年の
強みを活かせる媒体でもあると考えます。
青少年地球市民フィルム・フェスティバルの表現活動を通して、
すべての青少年が対等に議論を戦わせたり協力しあったりしながら成長し、
その素晴らしい可能性を開花させ、新しい地域・世界の未来を
指し示してくれると信じています。
プロの映画制作チームとタッグを組み、国籍・母語・文化・宗教など、
多様なバックグラウンドを持つ青少年が一緒に短編映画を制作します。